豊小6年・防犯少年団員ら豊川駅周辺で活動
2025/04/18
自転車の施錠を呼びかける少年団員ら(JR豊川駅コンコースで)
豊川市内で自転車の盗難が多発していることから、豊川署は16日、JR豊川駅のコンコースや同駅自転車駐車場などで、自転車盗難被害防止キャンペーンを実施した。
市立豊小学校6年生の防犯少年団員5人と、安全なまちづくり推進指導員19人、市職員と署員ら合わせて計26人が参加した。
前半は、駅利用者に少年団員らが「自転車は必ず鍵をかけましょう」と呼びかけ、推進指導員らが自転車のワイヤー錠と「施錠を習慣に」と呼びかけるチラシをセットにした啓発品を手渡した。
後半は、2班に分かれて駅西と東の駐輪場に移動。人に警戒心を抱かせる効果があるという「仕掛学」のしくみを用いた黄色い紙のタグを、無施錠の自転車に取り付けた。少年団員の渡邊杏梨さん(11)は「活動してみて鍵かけは大事だと思った。みんなに伝えたい」と話した。
署によると、豊川市内で自転車の盗難被害が多発しており、昨年は220件(前年同期比75件増)、今年は3月末で53件(前年同期比17件増)。うち約80%が無施錠だという。
署員らは「1件でも被害を無くすために施錠を習慣にしてほしい」と話した。