「仮装大賞」チャンピオン大会出場へ/設楽町津具チームTAKO
2025/04/30
道具を準備するメンバーら。中央奥が村松一志さん(旧津具中学校で)
人気テレビ番組「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」の常連となっている設楽町津具の「チームTAKO」が来月6日、大阪・関西万博の会場で開かれる同番組のグランドチャンピオン大会に出場する。晴れの舞台を目前に控え、メンバーは準備に余念がない。
あっと言わせる仕掛けやチームワークで素人同士が競う番組だ。チームTAKOは16年前から今年1月放送の第100回まで、19回続けて出場している。
書類審査や予選会が毎回あり、連続出場だけですごいこと。しかも、優勝1回を含めて3位以上に4回食い込んだ戦績を誇る。
その実力を評価され、今回は番組側から声がかかり、2010年の作品を再演するよう依頼された。内容は放送までのお楽しみだが、47~65歳の7人が1分半、音楽に合わせて動き続ける。
出場が決まった3月初め以降、月の半分ほど集まって道具作りと練習をしてきた。皆さん仕事もある中で大変だが、「仲間に恵まれてやっていて楽しい」と充実した表情だ。
お先に見せてもらった記者は、アイデアと作り込んだ道具にうならされた。唯一の心配と言えば体力だろうか。メンバーの女性は「15年前でもえらかったのに。必死でついていきます」と笑う。
大会のことは、万博の公式ウェブサイトで「過去放送された4171作品の中から、珠玉の名作たちが再集結」と紹介されている。
6日に会場内のホール「シャインハット」で公開収録が行われる。世界の人と物が集まるイベントだけに、審査員の多くは外国人が務めるそうだ。
リーダーの村松一志さん(63)は「出てくれと言われるだけでうれしいし、万博で仮装ができるなんて最高」と意欲満々。「外国人でも目で見て分かる作品なので、グランドチャンピオンを目指したい」と本番での活躍を誓った。