「豊橋美術展」の第1部が始まる
2025/04/30
多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)
東三河で活躍する作家の作品を集めた「豊橋美術展」の第1部が29日、豊橋市今橋町の豊橋市美術博物館で始まった。作家約120人の写真と書道の作品が飾られた。5月4日まで。
このうち写真の部に出品した松尾章さんは、タンチョウヅルのカップルが求愛のダンスを踊る姿をアップでとらえた。生き生きとした躍動感が伝わってくる。石川宏枝さんは、願い事を書いた風鈴をつるす巫女(みこ)の後ろ姿に焦点を当てた。袴(はかま)と柱の赤が、ひときわ鮮やかだ。
書道の部で、伊藤佳珠代さんは薄墨で「勢」と大きく書いた。ダイナミックな筆使いが印象的。金子康子さんは、「温故知新」の文字を彫り、風景と組み合わせた篆刻(てんこく)作品を出展した。
第2部は5月6日から始まり、日本画、洋画、彫刻とデザインの作品が展示される。