豊橋鉄道テーマに力作

「私の豊鉄」フォトコン入賞作決定/動く美術館として楽しめる趣向も

2025/04/30

日暮れの渥美線を捉えた作品

 豊橋鉄道が100周年記念企画として昨年4月から12月まで実施した「私の豊鉄フォトコンテスト」の入賞作が決定し、5月1日から豊橋鉄道渥美線「なのはな号」と市内線「ほっトラム」車内で展示される。渥美線では全ての受賞作品が、市内線では市電をテーマにした受賞作品が展示され、動く美術館として楽しめる趣向だ。

 コンテストは、写真共有アプリのインスタグラムで作品を募った。豊橋鉄道の車両を撮影し、エピソードを添えて応募する形式で、豊橋市の写真家・萩原ヤスオさんが審査委員長を務め、審査員が厳正な審査の下で最優秀賞2点と入選10点を決定した。全部で280点の応募があったという。

 最優秀賞を受賞した作品のうち、炎天下、草が生えた渥美線の線路を撮影した一枚には「暑かったあの日、とってもすてきな場所を見つけた。踏切を渡ったすてきな方と共に」と添えられ、遠くを歩く女性の姿が写り込んでいる。日暮れの渥美線を捉えた作品は、ガラス窓越しに沈みゆく夕方の光を効果的に表現し「電車が通り過ぎたら鉄塔の足元にお日さまが沈んでいきました」とコメント。サイクルトレインのマークも生かし風情を出した。他にも力作がそろう。

 展示は31日まで。展示された列車の運行状況は渥美線営業所=電話0532(45)4927、市内線営業所=電話0532(61)5771=まで問い合わせる。

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