東三河消防指令センター「Live119」導入
2025/05/02
現場の様子が動画で確認できるLive119(豊橋中消防署で)
東三河5市で共同運用する東三河消防指令センターは1日、新たな消防緊急通信指令システムの運用を開始し、119番通報者と同センターの間で映像を送受信できるシステム「Live(ライブ)119」を導入した。
同日に豊橋市東松山町の中消防署で開かれた開始式で、東三河消防通信指令事務協議会の本橋吉行会長(豊橋市消防長)は「右肩上がりの通報件数に対し、システムの充実とハード面の強化により、迅速で正確な対応が可能になった。職員一同全力で対応していく」とあいさつした。
Live119のデモンストレーションもあり、通報者が「倒れている人がいる」とスマートフォンで通報。センターがスマホの位置情報共有機能で場所を把握して救急車の出動要請をするとともに、カメラ機能で現場の様子を確認して応急手当の動画をスマホに送信。通報者がそれを見ながら胸骨圧迫する様子が実演された。
豊橋市消防本部によると、Live119は全国で165の消防本部、県内では名古屋市や豊田市、岡崎市、衣浦東部広域連合で導入されている。