侵入盗や自転車盗対策・施錠徹底と個人情報の発信に注意/豊橋署
2025/05/03
カー用品店で啓発活動する豊橋署員(豊橋市内で)
ゴールデンウイーク(GW)の後半となり、家族や友人らと遠方に出かける人が増えている。長期間留守とする住宅も増えるとみられ、豊橋署は多発傾向にある侵入盗や自転車盗などへの防犯対策を呼びかけている。
署によると、住宅宅への侵入盗は今年、3月末までに計17件発生。うち9件が無施錠での被害だった。いわゆる「富裕層」の暮らす住宅が狙われた事案も発生。非合法に名簿を得て、家屋の見取り図や住人の情報を把握した上で犯行に及んでいる可能性もあるという。
また、自転車盗と車上ねらい被害の8割以上も無施錠だった。同署生活安全課の署員は「施錠する意識を徹底していただきたい。自転車は自宅敷地でも被害が出ており、侵入盗対策として住宅2階の窓にも鍵かけが重要」と話す。
また、SNSを通じて遠方に旅行中であることを発信する危険性も指摘する。署員は「長期間に留守であること知って犯行に及ぶ可能性がある。個人情報の書き込みはせず、電気をつけて出かけるなど対策してほしい」と語る。