530運動50周年

豊橋発祥 葦毛湿原での市民活動から全国へ/節目に多彩な催し さらなる発展へ関係者意気込み

2025/05/08

530運動50周年の記念ロゴマーク

 豊橋から始まった「530(ごみゼロ)運動」は、2025年度で50周年を迎えた。市民参加の活動として全国に広がり、まちの環境美化を支えている。

 530運動の源流をたどると、市東部にある葦毛(いもう)湿原での「自分のゴミは自分で持ち帰りましょう」という活動に行き着くことが豊橋百科事典に記されている。市によると、530運動を全市的に推進するため、1975年に530運動推進連絡会が立ち上がった。

 この組織を含め環境関連の4団体が一緒になる形で2002年に530運動環境協議会が発足。定期的に毎年、市民を巻き込んで各地でごみ拾いをしたり、環境意識を高める啓発を行ったりするなど、市内の美化活動を主導している。

 同協議会の25年度の事業計画では、50周年記念事業として会員参加型事業を企画。現在、内容を検討しているという。また、11月に開催する恒例の「530のまち環境フェスタ」を例年よりも拡充し、その中では豊橋公園に記念植樹を行う予定だ。

 50周年に先立ち、昨年には記念のロゴマークを一般公募し、寄せられた55作品の中から選定した。

 同協議会の事務局がある市環境政策課の五藤尚美課長補佐は「市民活動から始まって50年。これからも市内に限らず広めていきたい」と節目を迎えての意気込みを語った。

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