順調に育って―願い込め苗作り

豊川4Hクラブ 御津北部小5年生に稲作指導

2025/05/15

ペアで育苗箱に種籾をまく児童ら(御津北部小学校で)

 豊川市立御津北部小学校で14日、若手の農業経営者らでなる「豊川4Hクラブ」による稲作の指導があり、5年生28人が苗作りを体験した。

 校舎の屋上を会場に、子どもたちは2人1組のペアで育苗箱に種籾(たねもみ)を均等間隔にまき、肥料の混ざった水稲育苗培土をかぶせた。育苗箱は昼間に日光が降り注ぐ屋上の一角に並べて水をやり、保温シートをかぶせて気温30度ほどに管理した。

 今後は1週間ごとに生育状況を観察し、苗が順調に育ったら6月初旬に学校近くの田んぼで児童たち自ら田植えをする。秋には稲刈りで収穫体験も予定しており、1年を通して農業を学ぶ。

 校区内で農家を営む山本和美さんの紹介で毎年実施しており、昨年度から本格的に苗作りから取り組んでいる。

 市内でも御津町は農家が多く、この日参加した児童の親族にも多数農業に携わる人がいる。豊川4Hクラブの会長で、豊津町でタマネギを栽培する青山海渡(かいと)さん(30)は「若い担い手が少なく、後継者不足と言われる中で、少しでも農業のことを知ってほしい」と話した。

並べられた育苗箱を見守り、順調な生育を願う子どもたち(同)

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ペアで育苗箱に種籾をまく児童ら(御津北部小学校で)

並べられた育苗箱を見守り、順調な生育を願う子どもたち(同)

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