アジアパラ委員会本部でラシッド会長と面談も/「成果とレガシー残す」―開催都市の決意
2025/05/15
障害者スポーツ施設を視察する大村知事(提供)
中東を歴訪中の大村秀章愛知県知事は、トルコからアラブ首長国連邦(UAE)に移動し、2026年に県と名古屋市で開催するアジアパラ競技大会を主催するアジアパラリンピック委員会(APC)本部を訪れた。
大村知事は現地時間の12日、ドバイにあるAPC本部でマジッド・ラシッド会長と面談した。ラシッド氏が「愛知・名古屋大会を成功させるには、APCと開催都市の信頼関係を築いて共に努力することが必要」と述べると、大村知事は「大会は多様性を尊重し合う共生社会の実現に貢献する社会的意義がある。しっかり準備を進め、その成果をレガシーとして残していく」と開催都市の決意を伝えた。
大村知事はAPC本部の訪問に先立ち、障害者スポーツ施設「決意の人々のためのドバイクラブ」を視察。最新機器を見学し、ボッチャ体験などをした。
翌13日はアブダビに移動し、在UAE日本国大使館を訪れて中川周臨時代理大使と会談。中東地域の政治、経済、安全保障や日本との関係について意見を交わした。
大村知事は13日で中東訪問の全日程を終え、日本時間の14日に帰国する。