野依小5年「ふれあい農園」で稲作体験の田植え/豊橋
2025/05/17
田植えをする5年生(豊橋市野依町で)
豊橋市立野依小学校の5年生63人は16日、同校が借りている野依町内の水田「ふれあい農園」で稲作体験として田植えを行った。
5年生は240坪の水田に入り、校区健全育成会など地域ボランティアたちの指導を受けながら、苗を手で植えていた。早く作業を終え、「もっとやりたい」と追加で苗を植える児童もいた。
参加した今辻日咲(ひなた)さんは「田植えをしたのは初めて。苗代から苗を取るのが難しかったけれど、土の感触は面白かった。ご飯は大好きなので、収穫したお米を食べるのが楽しみ」と感想を話した。
5年生は13日に準備作業として肥料をまいて土を細かくする「代かき」も行った。田んぼに入り、かけっこやドッジボールで遊びながら土を攪拌(かくはん)した後、トラクターで土の表面を平らにする様子も見学したという。
稲刈りは、9月に5年生が行う。収穫した米は、児童たちの意見を聞きながら、調理実習をして皆で食べ、量が多ければ販売などもするという。
稲作体験は、食料生産について体験的に学び、地域ボランティアと交流するとともに、地域への理解や愛着を深める目的がある。