不審者に対する装備資機材など確認

市内小学校で防犯診断と不審者侵入対応訓練/新城署

2025/05/17

不審者の身柄を確保(新城市立新城小学校で)

 東京都立川市の小学校で男2人が暴れ、教職員5人にけがを負わせた事件を受け、新城署は13日から16日までの4日間、新城市内全小学校13校で緊急の防犯診断を行い、特定の学校で不審者侵入対応訓練を実施した。

 新城小では15日、署員10人、市教委職員、こども未来課職員らが教職員とともに防犯診断を行い、不審者に対する装備資機材や防犯カメラの整備状況を確認するとともに、保護者等来校者への対応要領を確かめた。

 同校では、防犯用さすまた6本、カラーボール2個、モニター付き防犯カメラ2台、来校者を知らせるセンサーなどが整備されていた。

 診断後、不審者侵入対応訓練も実施した。不審者にふんした警察官がナイフを持って玄関から職員室前に侵入。複数の教職員がさすまたを使って対応し、通報で駆けつけた警察官により確保された。教職員らは、訓練を通して連絡、対応方法などの共通理解を図った。

 丸田茂喜副署長は「今回の立川市の事件で、学校の安全神話は崩れた」とし、訓練は気付きにしか過ぎないこと、学校のセキュリティを高めるには行政とのタイアップが必要であることを訴えた。「不審者対応には、まず一刻も早い通報が大切」と話し、校内放送などの活用やさすまたと盾をセットにして使うことなどを勧めた。

 石原清史校長は「命を守ることが一番大事。気を引き締めて、命を守る体制づくりを進めていきたい」と決意を述べた。

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