名人戦前夜祭と大盤解説会

23日まで第６局参加者の募集を開始／蒲郡

2025/05/17

「将棋の宿」として知られる銀波荘（提供）

　将棋の藤井聡太名人に永瀬拓矢九段が挑む第83期名人戦七番勝負で、第６局の対局会場に選ばれた蒲郡市では、６月に行われる「前夜祭」と「大盤解説会」の参加者募集が始まった。

　対局者２人があいさつに立つ前夜祭は６月９日午後６時から、竹島町の蒲郡クラシックホテルで開かれる。入場料は飲食付きで、Ａ席１万５０００円が定員１３０人、Ｓ席２万円が定員20人。中学生以上が対象で、応募多数の場合は抽選を行う。

　ただし、第６局までに決着がついた場合は「祝勝会」となる。対局が行われる予定の10、11両日は、会場の温泉旅館「銀波荘」で大盤解説会がある。対象は小学生以上で、料金は初日が３０００円、２日目は５０００円。各日とも定員２００人。

　銀波荘は１９６６年以降、名だたるタイトル戦の会場となった。館内には「将棋ロード」が設けられ、写真や対局記録などを通して「将棋の宿」の歴史を垣間見ることができる。

　前夜祭と大盤解説会の参加申し込みは蒲郡市観光協会公式サイト「がまごおりナビ」で受け付けている。23日まで。