梅が収穫シーズン

豊作期待も平年並みに/新城

2025/05/23

梅を収穫する柿原さん(新城市乗本地内で)

 JA愛知東(海野文貴組合長)管内の新城市で、愛知県内一の生産量を誇る梅が収穫シーズンを迎えた。昨年は天候不順の影響もあって不作だったが、今年は平年並みだという。

 同市乗本地区にある梅部会長、柿原久哲さん(66)の梅園では22日、小梅の収穫が始まった。急斜面にある梅の木に手を伸ばし、2㌢ほどの梅を手際よく取ってかごに入れた。収穫された梅は、市場や直売所に出荷される。

 柿原さんは、約30㌃の日当たりのよい斜面で、南高を中心に小梅、玉英など5品種約60本を栽培している。1991年のオレンジ輸入自由化前の転作を進める政策により、ミカンをやめ梅の木を植えた。年3回の施肥、土壌改良、除草、せん定などの作業を繰り返し、この時期は収穫作業に追われる。「昨年不作だったので今年は豊作を期待したが、少ない品種もあり、全体としては平年並み」と話す。

 収穫は、小梅に続き6月上旬には大梅の主力品種の玉英、南高、改良内田などが最盛期を迎える。

 JA愛知東梅部会(会員29戸)は、市川・乗本・名号・海老地区の約10ヘクタールの梅園で毎年約8トンを生産している。昨年は4トンと少なかったが、今年は平年並みの8トンを見込んでいる。

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