好天であれば最多記録を更新と期待

来月開催、農業イベントのOF、問い合わせ相次ぎ人気

2025/05/27

オープンファームへの参加を呼びかけるポスターと伴和樹事務局長(豊橋市内)

 東三河を中心に展開される9回目の農業イベント「オープンファーム(OF)」を6月1日に控え、OFに参加する生産者らに問い合わせが相次ぎ人気が高まっている。主催するOF実行委員会(尾崎幹憲委員長)は子育て世代を重視してPRし、地域情報誌が特集を組んだ。来場者は前回最多の7000人を突破しており、実行委は「好天に恵まれれば最多記録を上回るのでは」と期待を寄せている。

 ■子育て世代重視

 OFは、農業体験、農産物の直売、生産者と来場者の交流を三本柱にしている。初回の2020年11月から年2回の割合で行われ、ほぼ回を重ねるごとに来場者が増えている。実行委が毎回、アンケート調査をしているが、「子どもにとって土いじりが楽しかった」と農業体験を評価する来場者の意見が目立っている。

 このため実行委は前回の昨年11月のOFに続き、パンフレットの表紙やポスターにちびっこ子を登場させた。子どもを持つ世代が集まる愛知県内の保育園やスーパー、飲食店などを中心にパンフなど約1万2300部を約300カ所に並べた。

 また、東三河の読者にお得な情報を提供する豊橋市の月間タウン情報誌「はなまる」が、5月号でOFを取り上げ、参加する生産者や活動案内、来場者の声を6ページにわたり紹介している。

 ■生産者ら46

 今回、参加する生産者らは東三河が38、西三河が4、尾張が1、静岡県が2、茨城県が1の計46。前回の47とほぼ同じで、初参加は5。このところ来場者の申し込みが続き、予約で埋まり当日の来場を断る生産者も一部出ている。駐車場を前回の2倍に増やし対応したり、開催時間を30分繰り上げて午前9時半から始めたりするところもある。

 混雑を少しでも防ぎたいとして実行委は、QRコードにスマートフォンを当てると現在地と参加する生産者の場所がわかる地図をつくった。予約優先か予約不要かが記されており、「困った時は利用を」と呼びかける。

 OFの伴和樹事務局長は「生産者が趣向凝らした企画もあり、来場者はいろんなところを周遊して楽しんでほしい」と話した。

 OFは基本的に午前10時から午後4時。ところによって時間が変わる場合もある。

QRコード。位置情報のほか、参加する生産者らの活動内容がわかる

のんほいイチゴ園とよはし以外で参加する生産者らと開催場所は次の通り

 【東三河】恵実生産者グループ(豊橋市賀茂町)▽パンジー屋豊橋店(大村町)▽清須ライスセンター(清須町)▽イノチオファーム豊橋(西浜町)▽公益財団法人・㓛農支援会(西赤沢町)▽アグリトリオ(植田町)▽プラネットファーム葉音(南大清水町)▽南国ちゃたんたにくった(東七根町)▽めぐりとまと(小島町)▽リーフ、榊原自然農園、フェニックス楽市(以上細谷町)▽サンアグリフーズ、RivermondFarm、にこふぁーむ、ラグランファーム、JA豊橋、佐藤海苔(以上豊清町)▽翠茗園岡本製茶(東細谷町)▽元氣のお裾分けbox。(嵩山町)▽あおば農園、かわいファーム、太陽の台所、出来農園、ハートヘルスファーム、原田農園、丸山農園、ももぱぱのやさい畑(以上豊川市江島町)▽裕膳FARM(牧野町)▽ASOBITAI(麻生田町)▽榊原薔薇園(行明町)▽Hatake the Niwa(平井町)▽豊川洋蘭園(市田町)▽鳳来寺山麓きのこ園(新城市門谷)▽鳳来ファーム(日吉)▽IRAGOブルーベリー(田原市中山町)▽渥美農業高校(加治町)

 【西三河】ブルーベリースターみかわ(高浜市向山町)▽TOWING刈谷農園(刈谷市東境町)▽安城農林高校(安城市池浦町)▽三浦園芸(岡崎市牧平町)

 【尾張】ちたフルーツビレッジ(美浜町奥田)

 【静岡県】さちとめぐみKファーム.(湖西市白須賀)▽体験学習農園・キウイフルーツカントリーJapan(掛川市上内田)

 【茨城県】アッシーリス(結城市矢畑)

2025/05/27 のニュース

オープンファームへの参加を呼びかけるポスターと伴和樹事務局長(豊橋市内)

QRコード。位置情報のほか、参加する生産者らの活動内容がわかる

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

東日旗

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP