地元の企業について知る

豊橋商業高校３年生に「企業ガイダンス」開く

2025/06/03

事業内容や働き方などを熱心に聞く生徒ら（豊橋商業高校で）

　県立豊橋商業高校で２日、就職を希望する生徒を対象に「企業ガイダンス」（東海日日新聞社主催）が開かれた。３年生約90人が参加し、一人２企業から話を聞いた。

　１カ月後に公開される求人受付に備えて実施され、生徒たちは希望する職種や業種についての具体的な内容を直接企業から聞き、理解を深める機会として臨んだ。出展企業は、メーカー、サービス、金融・証券、福祉、ＩＴなど計15社。パソコンやプロジェクターなどを使って事業説明を行い、先輩社員たちの働く姿を動画で紹介する企業もあった。

　生徒たちは、メモを取り、積極的に質問するなど、意欲的に取り組んでいた。

　大場陸都さん（18）は「身近な企業の話に親近感が沸いた」と感想を述べた。濵﨑永遠さん（17）は「興味のあった地元企業について知ることができ、その企業が想像以上に地域のことを思っていることがわかった」と話した。

　キャリアサポート部の田村知憲進路指導主事は「地元企業から直接話を聞くことができる貴重な機会。情報だけではわからないことを感じてほしい」と期待を寄せた。