どうする?アサリ漁獲量減

豊橋・三河湾渚シンポで増田直記氏が講演/干潟環境の人工再現や事例など解説

2025/06/22

講演する増田CAO(エムキャンパススタジオで)

 三河湾の産業価値を考察する「三河湾渚シンポジウム~徹底解剖!三河湾にアサリを取り戻すことはできるのか?~」(イノカ主催)が20日、豊橋市駅前大通のエムキャンパススタジオで開かれた。3月に続く第2回。地元企業や自治体の関係者、研究者など約50人が参加した。

 全国的に漁獲量の減少がみられるアサリをテーマに、なぜ減少したのか、取り戻せる可能性があるのか、地域産業としてどのように向き合えるのかといった観点で、基調講演と参加型ディスカッションを行った。

 講演では、海洋技術系ベンチャー企業「イノカ」(東京都文京区)の増田直記CAO(最高アクアリウム責任者)が、「三河湾とアサリについて」のテーマで、同社が取り組むアサリ干潟環境の人工再現と事例について詳しく説明した。

 増田CAOは、海などの自然環境を水槽で再現する同社の「環境移送技術」を活用し、「調査研究環境の提供と陸上養殖システムの開発により、アサリの住む環境の改善と地域のブランディング化につなげていければ」と話した。

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