向山小で「とよはし産学校給食の日」開く/豊橋
2025/06/27
ナスの枝を見せる高柳さん㊧と佐藤さん(豊橋市向山小学校で)
豊橋産農産物を使用した学校給食の日「とよはし産学校給食の日」にあわせたナス生産者による出前授業が26日、豊橋市立向山小学校で開かれた。3年生60人が参加した。
講師は、JA豊橋の職員らとなす部会役員の佐藤剛史さん(37)、高柳良治さん(62)。職員らが写真やクイズを交えて、ナスの栽培方法や栄養などを説明。佐藤さんらがナスの枝を見せ、生産者の苦労やお勧めの食べ方などを話した。
質疑応答もあり、「ナス農家になったきっかけは?」という質問には、佐藤さんは「安定して収穫でき、価格が安定しているから」、高柳さんは「親の仕事を継いで嫌々」と答え、「大変なことは?」という問いには、2人とも「ハウスの暑さ」と答えていた。
出前授業は、児童の地元農産物への理解を深める目的で市学校給食協会が主催。佐藤さんは「ナスをおいしく食べてほしい」、高柳さんは、「暑さの中、頑張って作っていることを知ってほしい」と話した。参加した小泉陵太朗さんは「これからは嫌だと思わずにナスを食べたい」と感想を話した。
今月の給食では、「夏マーボー」や「夏野菜とチキンのトマト煮」などのメニューでナスが提供される。