酒井庸行候補(自民・現)/先輩から背中押され3期目挑戦/大学時に泉谷しげるのコンサートプロデュース
2025/07/08
ちあきなおみの歌を聞きながら眠るのが「至福のひととき」と話す酒井候補(名古屋市内で)
バブルのころを含めサラリーマン生活約20年を経て政界に入り、地方議員や参院議員を2期務めた。「それなりの歳になった。これからどうするか」と去就に迷っていた。
先輩議員に相談したら「人生経験が豊富。若い後輩にその経験を伝えることも大事だ。参院はそういう場でもある」と背中を押され、「やり残したこともある」と3期目に挑戦を決めた。
参院選の前哨戦とされた東京都議選で、発覚した自民党の「裏金づくり」が響き、党が大敗した。自らも今年1月の参院政治倫理審査会で、所属していた旧安部派から計58万円の還付を受けて政治資金の不記載(裏金)について「ノルマが達成できず不足分を充てた」と釈明した。
「政治とカネ」の経緯をいろんなところで説明したという。これを教訓に「お金の支出をきちんと出していく」と語った。
芸術系大学で学んだ。在学中、シンガーソングライターの泉谷しげるに手紙を出してコンサートのプロデュースを実現させた。元歌手で歌唱力抜群のちあきなおみの歌を聞きながら、眠ることが至福のひとときだ。