【れいわ】阪口直人副幹事長/経済停滞 大きな要因は消費税
2025/07/08
「消費税増税によって経済の停滞が続いた」と話す阪口副幹事長 (名古屋市内で)
消費税が1989年に導入され3%、5%、10%と上がった。旧民主党政権は財務省から「消費税を社会保障の財源にする」との意向を受けて5%から10%に増税する案に賛成した。その時、党員で「増税はやむえない」と思った。しかし、自民党が政権を奪還し安倍晋三総理(故人)はその後、衆院本会議で「消費税の61%が法人税の減税のために使われている」と発言。旧民主党政権は当時、その事実を把握していたか知らないが、財務省のだましの手口は巧妙だ。
消費税は逆進性が高く、苦しい生活を強いられている人たちには、痛税感が強く負担が大きくなる税制。増税が繰り返されたことで、先進国で唯一、経済成長が止まり、その停滞が続いた。消費税が大きな要因です。一方で、大企業と富裕層がさらに潤った。
この廃止に代わる財源は、国債の発行と富裕層から応分の負担によって収められる税金を充てる。そのことで経済的に弱い立場の人たちに安心して使えるお金が増えるだろう。経済が活性化し好循環をつくるのが、れいわの基本的な経済政策。一人一人が幸せにする経済を実現し、公正な社会を目指します。
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3日から始まった参院選の愛知選挙区で演説する各党幹部らは、どんなことを訴えているか―。東日新聞は、各候補と同じ届け出順に紹介する。NHK党については幹部が期間中に応援に入らないため紹介を取りやめる。