上海金瑞学校の小学生が来校

合唱交歓などで両校児童が友好深める/豊川市東部小

2025/07/08

中国の歌を合唱する上海金瑞学校の児童ら(東部小学校で)

 豊川市立東部小学校に7日、中国上海から上海金瑞(きんるい)学校の小学生12人が訪問した。歓迎セレモニーで合唱の交歓や授業体験などで両校の児童が友好を深めた。

 歓迎セレモニーでは、児童会の子たちが豊川市や、学校生活や行事を紹介。上海金瑞学校の刘海粟副校長が写真で上海の学校のことを説明し小中高一貫で約750人が通い、劇場などもある規模の大きい学校と詳しく話した。6年生78人が出迎え、オンラインで全校児童が見守る中で行われた。

 合唱交歓では、東部小は日本の人気曲「パプリカ」を元気よく歌い、上海金瑞の子たちは中国の童謡を歌った。

 この後、上海金瑞の12人は各教室で授業に参加したり、給食を一緒に囲んだりして親交を深めた。この日は七夕ということで、豊川商工会議所女性部による和服の着付け体験もあり、日本の文化に触れた。

 長年、中国の深圳で企業コンサルタントを営んでいた松尾史朗さん(75)が、地元の長野県松川町の小学校に招待したのが学校訪問の始まり。東部小校区に住む一般社団法人華光中日ビジネス振興協会の華思勉代表理事が知人の松尾さんから紹介され豊川への訪問が実現した。

 松尾さんは「日本と中国は政治的な問題はあるが、時代と共に変わっていく。子どもたちのつながりを築いていきたい」と話す。

 上海金瑞の子たちは12日までの滞在中、豊川稲荷や名古屋市なども訪れる予定。催多黙君(12)は「日本にどんな教科があるか楽しみ。将来は日本の大学に通いたい」と話した。

着付け体験で和服に袖を通す子たち(同)

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