第107回全国高校野球選手権愛知大会/豊橋勢で74年ぶり快挙/チーム一丸 東邦との延長11回死闘制し
2025/07/28
初優勝が決まりマウンド上で喜ぶ豊橋中央ナイン(岡崎RDで)
第107回全国高校野球選手権愛知大会は27日、岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで決勝が行われ、延長11回タイブレークにもつれ込む激闘の末、豊橋中央は6―5で東邦に競り勝ち2003年創部から初めて悲願の甲子園出場を決めた。ノーシードから快進撃を続け、全国最多173チームの頂点に立った。
豊橋中央 00201000003-6
東 邦 10000000202-5
(豊)髙橋―松井(東)久田、運天、田村―中山 ※延長11回タイブレーク
豊橋中央は3回に2死二、三塁から相手失策で逆転。5回には成瀬太陽と花井成次の連続二塁打で追加点。9回に同点とされたが、延長11回タイブレークで無死満塁から松井蓮太朗が勝ち越しの中前適時打など3得点。最後は東邦の反撃を2点に抑えて、悲願の初優勝を決めた。
東三河地区では1975年の国府以来50年ぶり、豊橋勢では1951年の豊橋商以来、74年ぶりの快挙。春季県大会は初戦で東邦に1点差で惜敗しており、高校最後集大成の夏に雪辱を果たした。
豊橋市の長坂尚登市長は「決勝戦は東邦との激闘、見事優勝を果たした。甲子園でも豊橋、愛知県の代表として練習の成果を発揮され、はつらつとプレーされることを期待している」と祝福した。