各町内から山車、華やかな花魁など練り歩く
2025/07/28
八文字歩きを披露する花魁と禿(豊川市国府町で)
豊川市国府町で27日、大社(おおやしろ)神社祭礼の最終日があり、呼び物の歌舞伎行列が旧東海道などを練り歩いた。
上町、中町、下町、南田の各町内から出た山車を、華やかな着物をまとった花魁(おいらん)や禿(かむろ)がけん引。三味線や太鼓で奏でるお囃子(はやし)と、弘法山から打ち上がる花火を合図に歩みを進めた。高い下駄を履いた花魁は八の字を描くように歩き、刀を手にした石川五右衛門が見栄を切ると拍手が沸き起こった。
今年は、NHK大河ドラマ「べらぼう」で江戸の花魁の文化にスポットが当てられたこともあり、孫を連れて訪れた主婦の赤瀬文子さんは「花魁さんを見たくて来ました。暑いので体調に気を付けてほしい」と話した。