【連載】戦後80年資料で見る豊橋と戦争

第3回軍都豊橋の面影展から/豊橋陸軍教導学校校庭に於ける教練絵葉書/豊橋の陸軍学校

2025/08/06

教練の様子がわかる絵葉書

 1908(明治41)年に豊橋市南部地域に設置された陸軍第15師団の司令部は、現在の愛知大学敷地内に置かれた。第15師団が1925(大正14)年に廃止となり、27(昭和2)年に歩兵第60連隊跡に陸軍教導学校が設置された。陸軍の下士官(士官と兵の間に位置する下級幹部)の候補生を集め教育して育成する学校である。

 当初は歩兵科のみだったが、1933(昭和8)年からは砲兵科、騎兵科も設置された。さらに1939(昭和14)年には敷地内に歩兵・砲兵・工兵の甲種幹部候補生教育のための豊橋陸軍予備士官学校が開設され、教導学校は現在の西口町に新築移転した。

 しかし43(昭和18)年に両校とも甲種幹部候補生(下級将校)養成機関に切り替えられて「豊橋第1・第2陸軍予備士官学校」となった。写真は校庭での訓練の様子で、画面奥に現在も残る愛知大学の建物が写っている。

 ■31日まで豊橋市美術博物館で開催中の「軍都豊橋の面影展」で展示

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