龍拈寺でにぎやかに「箸供養」行う/豊橋
2025/08/06
使用済みの箸を燃やして供養(いずれも龍拈寺で)
日頃使ってきた箸に感謝をささげる「箸供養」が「箸の日」の4日、豊橋市新吉町の龍拈寺で開かれた。訪れた近隣の住民でにぎわった。
境内で僧侶が読経する中で、使用済みの箸に火がつけられた。その後、参加者は「箸塚」に祈りをささげた。うどんやかき氷などが参加者に振る舞われ、子どもたちに花火がプレゼントされた。豊川高校和太鼓部による太鼓も披露された。
協賛した割り箸製造卸業で豊橋市にも拠点がある「藤本商會本店」(名古屋市港区)は参加者から1年間使った箸を引き取り、新しい箸に交換した。
藤本孝宏社長は「日頃は箸のことを考える機会が少ないものの、箸がなければおいしいご飯も食べられない。箸の日をきっかけに箸に思いを寄せてもらえたら」と話した。
同社は、使用済みの割り箸を集めて紙に再生する「リサイクル運動」に取り組んでいるほか、国産材を利用促進するため国内のスギやヒノキを使った割り箸製造にも力を入れているという。