サウジアラビア館など巡り世界に触れる
2025/08/06
サウジ館を見学する参加者ら(提供)
豊根村の小中学生らが4日、大阪・関西万博を訪問し、村と交流を続けるサウジアラビアのパビリオンなどを巡った。事務局を務めた村商工会は「サウジアラビアとのつながりがより深まった。今後も交流を続け、子供たちが世界に羽ばたくきっかけづくりを目指す」としている。
村民らでつくるサウジアラビア王国交流促進委員会(新木正明委員長)が企画し、小中学生19人と保護者らが参加。バスでの日帰り旅行を楽しんだ。
サウジ館では3班に分かれて見学。砂漠や近未来都市を360度の仮想現実(VR)映像で体験したり、伝統音楽を聞いたりした。
小学生2人を連れて参加した熊滝葵さん(36)は、サウジ館を含めて6館回った。「外国の人と触れ合い、子供が他の国に興味を持つ一歩になった」と喜んだ。
豊根村とサウジは、20年前の愛知万博のフレンドシップ事業で縁が生まれた。同委員会が日本への留学生を文化体験プログラムに招くなどしてきた。
今年1月には駐日大使が村を公式訪問し、小中学生とも交流。大阪・関西万博のサウジ館を訪れてほしいと提案した。