5年で売上高1.8倍へ

物語コーポ新経営計画/毎年10%以上の成長を継続/成長投資に850億円

2025/08/16

連結売上高(棒・左目盛)と経常利益(折れ線・右目盛)の推移

 外食チェーン店を展開する物語コーポレーション(豊橋市、加藤央之社長)は、2030年の連結売上高を、25年6月期比約1・8倍の2200億円とするなどの経営計画「物語ビジョン2030」を発表した。

 同社は前経営計画で、2025年6月期の連結売上高1500億円、経常利益82億円を当初目標としていたが、これを昨年、1年前倒しで達成。新たに策定した5カ年の経営計画では、重点戦略として「選ばれるブランドづくり」「成長を加速させる新業態・新事業開発」「海外事業の拡大」を成長戦略の3本柱に据えた。

 「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」など主力ブランドを中心に、既存店の売上高と来客数の前年超過を継続。従来からの郊外ロードサイドへの出店に加え、都市部や商業施設など新たな立地への進出も図る。成長投資として国内外で約850億円(国内665億円、海外85億円、その他100億円)を充て、新業態ブランドの拡大と海外事業展開を進める。

 海外では、中国、東南アジア、北米を拠点に未進出国への出店や新業態開発、M&Aで事業を拡大。海外での売上高構成比率(直営)を13%超まで引き上げるのが目標だ。

 5年後の2030年には、グループ全体の店舗売上高3000億円(25年6月期1765億円)を目指し、毎年10%以上の成長を継続させ、連結売上高2200億円(同1239億円)と経常利益率10%(同7・2%)の達成を目標とした。

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