豊橋・田原・湖西市が共同で業務効率化/早期発見と修繕目指す
2025/08/29
衛星画像による漏水調査のイメージ図(提供)
隣接する豊橋市と田原市、静岡県湖西市は、人工衛星から得られたデータと人工知能(AI)を使って水道管の漏水箇所を探す調査に乗り出す。共同で業務を効率化し、早期の発見と修繕を目指す。
来年2月末まで、3市のエリアで共同事業を実施。人工衛星から地表に向けて照射されたマイクロ波が、どのように跳ね返ってくるかを捉えてAIで分析し、地中に埋設した水道管からの漏水の有無を判定する。
豊橋市によると、衛星画像を分析することで漏水が疑われる水道管を半径100メートルの精度で絞り込める。従来の方法では、地面から伝わる音で漏水を探知する「音聴機」を手に市上下水道局の職員が市内の広い範囲を歩き回り、経験と勘を頼りに調べるしかなかった。
計画では、来年度から2カ年かけて、衛星画像の分析結果から漏水の可能性が示唆された場所で、音聴機を用いた漏水調査を実施する。
今月、一連の技術を持つイスラエルの企業の代理店業務を請け負う豊橋市内の「ジャパン・トゥエンティティワン」と契約を結んだ。
3市で一括発注することで、自治体間の情報交換による技術力向上や事務負担の軽減、コスト削減といった効果が期待できるという。豊橋市から近隣自治体に声をかけ、田原、湖西両市が手を挙げた。この事業には国からの補助金が活用される。
老朽化によって破損した水道管からの漏水事故は全国で発生し、たびたび市民生活に大きな影響を及ぼしている。