消火用の水も用意し安全な場所で
2025/09/02
バケツに水を用意して花火を楽しむ親子
残暑が続いて花火を楽しむ機会がある中、やけどを負ったなどの事故が起きているとして、消費者庁はこのほど、公式ウェブサイトなどで注意を呼びかけた。消火用の水を用意することや、安全な場所で楽しみ、風が強い場合は中止することなどを求めている。
同庁によると、幼児が花火を目に近づけたり、のぞき込んだりした例や、花火の燃えかすが足の上に落ちたりしてやけどを負ったケースなどがあった。
事故防止のポイントとして、周囲に燃えやすいものがなく、広くて安全な場所を選ぶ▽火が燃え移らないよう服装に注意する▽子どもは大人と一緒に遊び、花火の使用方法を守る▽花火の燃えカスやろうそくなど、高温になるものは触らない―ことなどを挙げた。
衣服に着火した場合は、衣服を脱ぐか、脱げない場合は着火している部分をたたき、水をかけるなど早急に消火する▽消火した後も水で冷やし続ける▽容器にためた水で冷やし、水道水・シャワーを直接当てない―ことをして、やけどを負った場合は医療機関を受診するように呼びかけた。