来月26日まで豊橋市美術博物館/「竹谷松平と深溝松平」の歴史を資料で探る/貴重な木像など展示
2025/09/10
久しぶりに公開される松平忠利の坐像(豊橋市美術博物館で)
吉田藩誕生の歴史を資料で探る企画展「吉田藩誕生!~竹谷松平と深溝松平」が、10月26日まで豊橋市今橋町の市美術博物館で開かれ、多くの歴史ファンでにぎわっている。
企画展では、藩初代の松平家清のほか、藩の創成期を担った竹谷(たけのや)松平と深溝(ふこうず)松平の2系統の松平家について肖像画や書面などで紹介。豊橋では3代藩主松平忠利の坐像が36年ぶりに公開されている。
戦国時代に徳川家康とともに戦った竹谷松平家と深溝松平家。家系図や歴代当主、家臣の肖像画などが飾られているほか、酒井忠次の下で戦った2家の功績、家康、上杉謙信らが忠次に送った書状、3代将軍家光が描いた竹谷松平家当主清昌の似顔絵なども並んでいる。御神体として祭られている松平忠利の坐像も展示されている。
13日にはびはく講座、20日と28日には記念講演会が催され、10月12日にギャラリートークがある。