老いも若きも笑顔で汗流す

2年に1度の村民運動会/全地区対抗で玉入れや綱引き/よい交流の機会 「慰労会も楽しみ」/豊根村

2025/09/15

じゃんけん列車の成績発表(豊根小中学校グラウンドで)

 70年超の伝統がある豊根村の「村民運動会」が14日午前、豊根小中学校グラウンドであった。子供たちだけでなく全5地区の住民らも競技に出場して汗を流したり、地区別のテントに陣取って声援を送ったりした。

 村民運動会は2年に1度、小・中学校と保育園による毎年の合同運動会を兼ねて開催される。地区対抗種目は玉入れで富山区が、トーナメント式の綱引きで坂宇場区が優勝した。

 老いも若きも参加した「じゃんけん列車」では、負けた人が勝った人の後ろについていき、グラウンドに長い列が渦巻いた。「さぁさ豊根へ皆おいで」とうたわれる豊根音頭は、全員で輪になって踊り、手拍子を打った。

 大人たちが総合得点を競う地区の順位付けは、人口減などのため前回から取りやめとなった。一方、小中学生は紅白のチームに分かれ、大玉転がしやリレーで真剣勝負を繰り広げた。

 表彰式の後、山本明弘教育長は「園児や児童、生徒の皆さんの頑張りで大人も元気をもらえた」とあいさつした。

 村民運動会の歴史は古く、1951年に「村民体育大会」として始まったもよう。以前は学校の運動会と別に開かれ、「消防団にわとりつかみ」などの珍種目もあった。

 閉会後は地区に戻り、バーベキューなどで慰労会をするのが習わしだ。坂宇場区の村井優那さん(22)は「たまにしか会えない人と出会え、運動会はよい交流の機会だと思う。慰労会も楽しみです」と笑顔で話した。

小中学生の紅白対抗リレー(同)

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