来月3日から公演/主演女優が豊橋滞在
2025/09/26
通し稽古のようす(豊橋市青少年センターで)
全国各地で活躍する若手俳優が豊橋市に集まり、演劇を創作する演劇プロデュース集団「ドラマシアター」が、10月3日からの公演を前に稽古に熱を入れている。豊橋市牟呂町の豊橋市青少年センターを稽古場に、最後の仕上げに汗を流している。
上演作品は井上ひさし脚本の人気作「父と暮せば」。全国各地から若手俳優が豊橋市に集結し、稽古を重ねてきた。特に主演女優の渡部桃加さんと大和田紗希さんは豊橋に住居を構えて滞在し、豊橋の人と触れ合いながら稽古に打ち込んでいる。大阪府出身の渡部さんは「豊橋は人が優しくて自然が多いのに、程よく便利で暮らしやすい。個性的で面白い人が多いと思う」、福岡県出身で東京で活動する大和田さんは「田舎と都会が融合した素敵なまち。まちなか図書館によく立ち寄って、演劇の本などを読んでいる」と話した。
稽古は現在通し稽古に入っており、公演を目前に控え最高潮を迎えた。「若者だからこそできる演劇を見せたい。有名な脚本への挑戦だが、ドラマシアターらしい芝居になれば」と主宰の小菅かおりさんは意気込む。滋賀県の劇団から譲りうけたセットもクオリティが高く、「演技に加えセットにも注目してほしい」と話す。
3日から5日まで計8回、穂の国とよはし芸術劇場プラットで上演する。チケットはすでに完売している。