赤坂の舞台で小屋掛け作業進む

杉森八幡社の「伝統芸能公演」に向けて/豊川

2025/10/04

複数の竹で屋根を築く小屋掛け作業(杉森八幡社で)

 豊川市赤坂町の杉森八幡社にある赤坂の舞台(市指定民俗文化財)で、26日に予定される「赤坂の舞台 伝統芸能公演」に向けた小屋掛け作業が進められている。

 地元で採取した竹を使って特設の観客席を築く小屋掛けは明治時代から受け継がれる伝統技法で、地元音羽地区の「小屋掛けの会」を中心に70人以上の有志らが8月末から作業を進めている。

 柱建てや竹の切り出しを経て、先月27日には一般の見学者も見守る中、屋根の竹組みが行われた。高所作業車も使って立てられた丸太や柱を荒縄で固定し、丸みを持たせた長い竹がドーム状に組まれた。

 今月18日には屋根にシートが覆われ、26日の本公演に備える。翌日に屋根シートが撤去され、12月6日に小屋が解体される。

 小屋掛けは、県内では農村舞台の歴史がある赤坂と田峯観音(設楽町)でしか行われていない。

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