郊外で自動運転バス実証走行へ

来年1月ごろから豊橋市/路線維持に向けて解決策検証

2025/10/04

実証走行で使われる自動運転バスのイメージ(提供)

 豊橋市は来年1月ごろから1カ月程度の予定で、郊外の大清水駅周辺で自動運転バスの実証走行にチャレンジする。運転手不足などの課題を踏まえ、バス路線の維持に向けた解決策を検証する。

 走行実証は、同乗する運転手が必要に応じてハンドル操作する「レベル2」の自動運転で、大清水駅から南部の住宅街や北部の商業施設などを巡る。

 市は運行する本数や時間、乗車のための予約方法などを改めて知らせるとしている。

 運転手が同乗しない「レベル4」の導入を目指す市が、自動運転バスを公道で実証するのは昨年12月に続き2回目。ソフトバンク子会社のBOLDLY(ボードリー)に委託したこのときは中心市街地を回遊するルートを設定し、10日間実施した。

 使用車両が運転手を除いて7人乗りと小ぶりで、一般モニターを受け付けたところ予約が殺到したため、今回はより多くの人に乗ってもらうため期間を長くして15人程度が乗車できる車両にしたという。NTTドコモビジネス東海支社が受託した。

 市の説明では、郊外を実証フィールドに選んだのは、中心市街地のように路上駐車が多くなく自動運転でも走行しやすいほか、同じバスが一日中ルートを周回するため自動運転バスに置き換えやすく実現性が高いことが理由だという。

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実証走行で使われる自動運転バスのイメージ(提供)

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