人口動向や再エネめぐり白熱

新城市長選控え立候補予定者討論会/市ウェブサイトなどから録画の視聴が可能

2025/10/14

討論会はインターネットで録画を見られる(ユーチューブより)

 19日告示、26日投開票の新城市長選を控え、立候補を予定する現職の下江洋行氏(60)と、新人で市議のカークランド陽子氏(51)による公開政策討論会が13日、新城文化会館で開かれた。人口動向の分析や再生可能エネルギー(再エネ)の扱いをめぐり、2人は白熱した議論を繰り広げた。

 討論会の様子は、7日にあった1回目を含め、市のウェブサイト=QRコード=などから録画を視聴できる。

 2回目となった13日のテーマは「人口」。下江氏は「市の人口は減少していくが、若年層の転出入を均衡に近付ける政策を進める」として、若者政策の継続や企業誘致に努めると説明した。

 カークランド氏は「移住者の目に留まる魅力的な市にする」として、支援金制度や山村留学といったアイデアを示した。

 討論では、まず下江氏が「人口の動向をどう分析しているか」と質問。「人口の現状だけでなく、過去からの推移、将来予測ができていないと政策を誤る」と畳みかけた。

 カークランド氏は「分析は大事だが、細かいところにとらわれ過ぎず行動することが大事だ」と反論した。

 カークランド氏は、市が再エネ推進をうたっていることについて「太陽光発電施設のトラブルも市内で発生している。少なくとも推進するのはやめた方がいい」と指摘した。

 下江氏は「個別の事案では、不安を取り除くようしっかり取り組む」としつつ、「市内のエネルギー消費の80%近くが事業所。企業誘致を進める立場で、再エネ推進をやめるのは無責任だ」と述べた。

 またカークランド氏は、下江氏から「外国人受け入れに慎重な姿勢だ」と指摘されると「国の政策としては慎重にやってほしい」と肯定。

 その上で「日本の習慣や日本語を習得してもらえる体制を整え、一緒に暮らせる環境をつくることが重要」と強調した。

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