「スポーツの日」 市民ら220人が参加/新城で第55回市民歩こう大会
2025/10/14
紅葉間もないイチョウの下を歩く(新城総合公園で)
「スポーツの日」の13日、新城市の第55回市民歩こう大会は、新城総合公園を発着点に開かれ、参加したスタッフを含む市民約220人が長篠設楽原周辺でウォーキングを楽しんだ。
大会は、1964年の東京オリンピックから続いている。コロナ禍や天候不順で中止もあり、昨年に5年ぶりに開催された。今年は長篠・設楽原の戦いから450年の節目に当たる。戦いの陣地を横断する約2時間半の設楽原決戦場コース(6・4キロ)と織田信長の本陣跡、設楽原歴史資料館などを巡る約1時間半の織田本陣コース(10・6キロ)の2コースが設定された。
開会式で、安形博教育長が「450年前の歴史に触れながら、いい汗を流してください」とあいさつし、参加者らは薄曇りの秋空の下、笑顔で出発した。参加者全員が完歩した。
コース沿いにはスタッフが立って誘導し、馬防柵や織田本陣跡、設楽原資料館では、スタッフが「スタンプカードに確認の押印をした。馬防柵では、レプリカの火縄銃を抱えて記念写真を撮る姿も見られた。
市内杉山の前崎全洋さんは、昨年に続き家族4人で参加した。「家族みんなで楽しめた」と話し、妻の由佳さんは「普段運動をしないので、子どもたちと一緒に汗が流せて良かった」と喜んだ。長男の幹太君(保育園年長)は火縄銃を抱え「思ったよりも重い」と銃を構えていた。
主催は市教育委員会・スポーツ協会。参加者全員に「長篠・設楽原の戦い450年」のロゴマークが入った記念のポーチを配った。