「浄水場ベルト」かけて熱戦

豊橋市上下水道局 学生プロレスで事業PR/初代王者にネカマ・カズチカ選手/激戦 タッグマッチも盛り上がる

2025/10/26

試合後、対戦相手から「浄水場ベルト」を腰に巻かれたネカマ選手(豊橋市牛川町の上下水道局で)

 創設された「浄水場ベルト」をかけた大学生レスラーらによる試合が25日、豊橋市牛川町の市上下水道局で行われ、初代王者が誕生した。

 同局と、愛知大学プロレス同好会によるコラボレーション企画。市民参加型イベント「水フェス」の催し物のひとつとしてプロレス興行があり、同大のほか一橋大や立命館大、同志社大、九州産業大、慶応大の学生レスラーらが参戦した。

 浄水場ベルトがかかった一戦は、重量級の選手同士の試合となった。迫力あるプロレス技の応酬で、両者一歩も譲らず。リング外で見守っていた同局公式キャラクターのクリンが場外乱闘に巻き込まれ、頭に載る「マンホール」を奪われそうになる一幕もあった。激闘の末にネカマ・カズチカ選手が初代王者に輝いた。

 このほかタッグマッチなどもあり、リング上では一進一退の攻防が繰り広げられた。劣勢だった選手が、同市の水道水をボトル缶に詰めた「とよっすい」を飲んだ途端に力がみなぎった様子で反撃に転じると、観客から歓声が上がった。

 上下水道局経営課の石黒亮介課長補佐によると、一般にあまり知られていない水道事業をPRしたいとの思いから大学生の協力を得たという。

 酢飯田すしこのリングネームで活動し、この日で代表を務めた愛知大プロレス同好会を引退した小菅まりこさん(22)は「盛り上がって良かった。今後もずっと続いて、プロレスを見られる世界で唯一の上下水道局であってほしい」と話した。

ダイナミックな大技も飛び出した(同)

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試合後、対戦相手から「浄水場ベルト」を腰に巻かれたネカマ選手(豊橋市牛川町の上下水道局で)

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