「榊鬼」7年ぶり勢ぞろい

小学生の希望かなえる/東栄フェスティバル

2025/11/04

10地区から集まった榊鬼(東栄ドームで)

 勇壮な舞で人々を魅了する奥三河の伝統芸能「花祭」が、今年も間もなく始まる。3日には東栄町本郷の東栄ドームで「東栄フェスティバル」があり、祭りの主役とも言える「榊鬼」が7年ぶりに町内10地区から勢ぞろいし、花祭ファンが詰めかけた会場を大いに沸かせた。

 会場中央に設けられた舞庭(まいど)には、小林から下粟代まで各地区の榊鬼が1体ずつ登場。笛や太鼓の演奏と「トーホヘテホヘ」の掛け声に合わせ、力強く足元を踏みしめた。

 榊鬼のそろい踏みは、同フェスティバル30回目を記念して実施された2018年以来。今年3月、小学2年生(当時)の男児3人が村上孝治町長を訪ね、頼み込んだのがきっかけとなった。

 北設楽郡の子供たちにとって、花祭の鬼は特撮番組のヒーローのような存在。7年前のことを親から聞いて知ったのか、手紙を持参して「榊鬼の勢ぞろいが見たい」と伝えたという。

 設楽町、豊根村を含む今シーズンの花祭の予定は次の通り。

 【11月】小林=8日▽御園=8~9日▽東薗目15~16日▽月=22~23日▽足込、坂宇場=22~23日▽河内=29~30日【12月】中設楽=6~7日▽中在家=14日【1月】津具、古戸、下黒川=2~3日▽上黒川=3~4日▽下粟代=11日

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