きょうラリージャパン開幕

世界のトップ選手集結/設楽や新城など疾走

2025/11/06

車両の調整を急ぐラリーチームアイセロのスタッフ(5日、豊田スタジアムで)

 一般道でタイムを競う自動車競技大会「世界ラリー選手権」(WRC)日本戦のラリージャパンが6~9日、愛知、岐阜両県で開かれる。2日目の7日に設楽町、新城市でも競技があり、世界トップクラスの選手らが変化に富んだ奥三河の山道を駆け抜ける。

 ラリーでは、公道などを通行止めにした複数の競技区間(スペシャルステージ、SS)を、市販車をベースにした車両が1台ずつ走行。合計タイムで順位を決める。WRCは1973年に始まった最高峰の大会で、欧州を中心に世界を転戦する。

 ラリージャパンは今季14戦のうち13戦目。両県が舞台となるのは4年目で、5市1町に延べ20本のSS(計305キロ)が設定された。稲武設楽SS(17・08キロ)、新城SS(17・41キロ)では7日に2回ずつ競技が行われる。

 出場するのは36台。12戦目まででトップカテゴリーの6位につけている勝田貴元選手=トヨタGAZOOレーシング、愛知県出身=の活躍や、トヨタ勢がラリージャパン3連覇を果たすのかが注目される。

 また、ラリーチームアイセロでドライバーを務めてきた元F1レーサー、ヘイキ・コバライネン(フィンランド)は、この大会を最後に日本でのラリー参戦を終了する。

 チーム代表の牧野太宣アイセロ副社長は5日、取材に対して「僕らの活動の集大成になる。楽しんで活動しているところを発信していきたい」と意気込みを語った。

 設楽町、新城市での観戦チケットは既に売り切れている。一方、「道の駅したら」で7日、パブリックビューイングが開催されるほか、ラリー車がSSから次のSSまで向かうところを沿道で見物できる。

大会の拠点となる豊田スタジアム(5日)

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車両の調整を急ぐラリーチームアイセロのスタッフ(5日、豊田スタジアムで)

大会の拠点となる豊田スタジアム(5日)

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