フレキシブルハイスクール開校も祝い記念式典/豪での研修報告や卒業生マジック披露も
2025/11/28

生徒によるオーストラリア研修の報告(御津あおば高校で)
豊川市の県立御津あおば高校で27日、創立40周年とフレキシブルハイスクールの開校を祝う記念式典があり、来賓や全校生徒ら400人以上が出席した。生徒によるオーストラリア研修の報告や卒業生によるマジックの披露もあった。
1986年春に県立御津高校として開校以来、約9000人の卒業生を輩出してきた。2013年に英語科が国際教養科に改編し、県から「あいちスーパーイングリッシュハブスクール」に指定された。23年にいずれも単位制で全日制と昼間定時制を併設する形で再編し、現校名に改称。今年度からは通信制も合わせて、課程間の異動や併修ができるフレキシブルハイスクールとなった。
森田恭弘校長は、地域のニーズに応える学びを実現することなどを使命に掲げて「国籍に関係なく学び合い、助け合うことが当たり前になっている。多文化共生社会の実現に向けてリーダー的な役割を持ってほしい」と生徒らに呼び掛けた。
同窓会長の藤原宏樹さんは、同校が教育の最前線として全国から注目されている点を挙げて「変化に対応していくことが重要。自ら考えて行動できる社会人として活躍してほしい」と後輩たちに期待を寄せた。
来賓で竹本幸夫市長や御津商工会の竹内幹尚会長らが式辞を、生徒を代表して水谷歌花さんが誓いの言葉を述べた。
式典後には、7月22日から8月8日までオーストラリア・メルボルンに滞在した生徒3人による報告や、卒業生でマジシャンのTAIHEY!さんによるマジックショーもあり、会場を沸かせた。