フォークシンガー 山木康世さん/親交ある花田教諭 熱望しライブ実現/「子どもたちと夢のような時間」
2025/12/04

子どもたちと一緒に歌う山木さん㊨と花田教諭(新城市立東郷西小学校で)
フォークシンガーの山木康世さん(75)が2日、新城市立東郷西小学校の2年松組を訪問し、19人の児童と担任の花田利之教諭(59)と交流した。
北海道出身の山木さんは、1974年に細坪基佳さんと結成したフォーク・デュオ「ふきのとう」のメンバーとして、「白い冬」や「風来坊」「春雷」といった代表曲を生み出した。92年の解散後はソロとして全国を巡るライブ活動を続け、社会や自然への思いを込めた歌を歌い続けている。
以前から親交があった花田教諭が、ライブで同市を訪れる山木さんに「子どもたちが歌う山木さんの曲を聴いてほしい」と熱望し、訪問が実現した。
ギターを使って音楽指導やクラスづくりに取り組む花田教諭は、学生時代から聴き、歌い続けてきた山木さんの楽曲を、朝・帰りの会や学級の時間に歌ってきた。児童らも楽曲を気に入り意欲的に歌い、現在レパートリーは5曲ある。
ユーチューブで見て知っていた児童らは、本人と出会い大喜び。サインカードを1人1人握手して受け取った後、花田教諭のギター伴奏で、山木さんの楽曲「ふる里に春が来た」「南風のころ」「星の旅人」などを、元気いっぱいに歌った。山木さんは笑顔で聴き、手を振ったり、リズムを取ったりして、楽しんだ。
最後に、山木さんもギターを抱え、一緒に歌い、笑顔いっぱいで交流を終えた。
山木さんは「子どもたちが素直に心を込めて歌っていて感動した」と話し「かけがいのない夢のような時間だった」と感激していた。
花田教諭も「感無量。子どもたちと一緒に夢のような時間を過ごせた」と喜んだ。