16歳から86歳までの67組が「MT.HONGU5」に参加
2025/12/14

紅葉が色づく中、5往復を目指し出発する参加者たち(本宮山登山道で)
豊川市や新城市にまたがる本宮山(標高789メートル)で今月、登山愛好家やトレイルランナーが24時間で登山口から山頂近くの砥鹿神社奥宮までを5往復以上する大会「MT.HONGU5」が開かれ、16歳から86歳までの67組が参加した。
午前7時半、ストックなどを手に出発。木々が紅葉で色づいた登山道を歩き続け、翌朝までに5往復(総距離約35キロ、累積標高3500)の踏破に挑戦した。新設したペアの部も含めて合計161人が5往復以上を達成し、最多は11往復だった。
本宮山に登ろう会が毎年作成する「本宮山砥鹿神社奥宮登山番付」の「24時間登山回数自己ベスト」への掲載を目指して始まり、5度目の今回は日本最大のアウトドアブランド「モンベル」協賛による商品提供もあり抽選会では大いに盛り上がった。
最年長の吉永一義さん(86)は昨年と同じ2往復し「来年は1往復かもしれないけど、体の続く限り喜んで出場したい」。昨年は直前のけがで欠場した豊橋市の田中裕子さん(52)は「今年は晴天と満月の好条件の下、念願の5往復を達成できた」と喜んだ。
事務局の篠原英明さん(50)は「大会理念の『1人では無理でも、みんなと一緒なら5往復できるかもしれない』を大切に、励まし合う雰囲気が成果につながったと感じています」と話した。