「とよはしの匠」2人が決定

1級左官技能士・石川さん/味の名工・壁谷さん

2025/12/19

壁谷憲保さん㊨と石川貴一さん㊧(豊橋市提供)

 豊橋市は、卓越した技能者として今年度の「とよはしの匠」に市内の2人を認定したと発表した。

 今回認定されたのは、かべ屋合同会社(東高田町)の石川貴一さんと、ヤマサちくわ(下地町)の壁谷憲保さん。
 1級左官技能士の石川さんは、文化財級の伝統建造物の保守だけでなく、日本文化の伝承の観点からも重要な漆喰(しっくい)壁の修復技能を持つ。壁谷さんは、かまぼこやちくわの手塗り技術や商品のうまみを引き出す「味の名工」として評価された。

 認定者の作品展が23日から来年1月16日まで、市役所東館1階の市民ギャラリーで開かれる(年末年始など除く)。

 「とよはしの匠」顕彰制度は、その技能や職業を社会に広め、継承と活用を促すことで地域産業の活性化と優れた人材の育成を図るのが目的。1998年度に始まり、今年で26回目となる。

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壁谷憲保さん㊨と石川貴一さん㊧(豊橋市提供)

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