豊橋商高生徒ら販売実習報告会/異文化に触れる楽しさと難しさ
2025/12/19

発表する3年生たち(エムキャンパススタジオで)
県立豊橋商業高校は18日、豊橋市駅前大通のエムキャンパススタジオで「ベトナム販売実習報告会」を開いた。グローバルビジネス科の3年生9人が、同市梅藪町の佃煮メーカー「平松食品」と共同開発した商品をベトナムで販売した実習の経過や学びを報告した。
商品は、2022年度の3年生たちが商品開発したサンマの佃煮と梅干しを合わせた炊き込みご飯の素「お茶碗さん梅(ばい)」。生徒たちは、11月にホーチミン市で開かれた食品展示会「ベトナムフードエキスポ2025」に同社と出展したほか、大手スーパー「イオン」タンフーセラドン店でも試食販売を行った。
「東三河の食文化を世界にバズらせる!」と、クラウドファンディングで旅費を集めた生徒たち。現地での販売を通して「コミュニケーションの大切さや売ることの難しさを感じ、異文化に触れる楽しさと難しさを学んだ」と振り返った。
今後の展望としては「海外での販売には課題が山積み。オンライン販売やSNSを活用したい」とし、「東三河の食文化を世界に広めるプロジェクトは継続し、世界とつなぐモデルを作っていきたい」と力を込めた。