火器の取り扱いや管理に注意

2月に火災の豊川稲荷門前で防火啓発/市女性防火クラブ

2025/12/20

豊川稲荷門前で啓発に臨んだ豊川市女性防火クラブ(豊川稲荷門前で)

 来年秋に午(うま)年開帳を控える豊川稲荷の門前で19日、豊川市女性防火クラブによる防火啓発キャンペーンが行われた。2月に門前で火災が発生したこともあり、店舗関係者は改めて警戒感を強めていた。

 普段から家庭で火を取り扱う主婦らで構成されるクラブの平野美千代会長ら10人と市消防本部予防課の職員4人が門前一帯の店舗を歩いて回り、火器の取り扱いや管理に関する啓発チラシを渡した。今年は新たに、火災の原因として注目されているリチウムイオン電池の注意事項を記したチラシも配った。

 年明けにかけて大勢の参拝客でにぎわう門前の飲食店では火器を扱う機会が増え、木造建築も密集していることもあり、火災が起きれば大きな被害が予想される。

 実際、2月には表参道の飲食店を火元とする火災が起き、隣接する店舗2件も被害を受ける事態となった。火の恐ろしさを目の当たりにした店舗関係者らは「火事には常日頃から気を付けているが、さらに気を引き締めて火の用心に努めたい」「お店の中でストーブのような裸火を使うのを控えるようにした」などと話していた。

 市内では今年、19日現在で昨年より3件多い41件の火災が発生している。

喜楽の店員ら㊨にチラシを渡すメンバー(同)

2025/12/20 のニュース

豊川稲荷門前で啓発に臨んだ豊川市女性防火クラブ(豊川稲荷門前で)

喜楽の店員ら㊨にチラシを渡すメンバー(同)

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