「観光アンバサダー」顔ぶれ多様化/「人」「商品」新たに「アニメ」加入
2025/12/20

豊橋駅の新幹線ホームに施された装飾(豊橋市提供)
豊橋市の「観光アンバサダー」が、人物だけではない多様な顔ぶれになってきている。18日、市内を舞台にしたテレビアニメ「負けヒロインが多すぎる!」(通称・マケイン)が「とよはし青春アンバサダー」に委嘱された。
豊橋観光アンバサダーは、同市にゆかりの人物らにプロモーション活動などへの協力を依頼するもの。2023年8月に4人組ロックバンド「04 Limited Sazabys(フォーリミテッドサザビーズ)」のボーカル兼ベース担当で豊橋南高校出身のGEN(ゲン)さんが「とよはしミュージックアンバサダー」に就任。今年5月には、市内の工場で生産される人気のチョコレート菓子「ブラックサンダー」が「とよはしアンバサンダー」の委嘱を受けた。これまでの「人」と「商品」に、今回「アニメ」が加わった。
マケインは、高校生たちが織りなす青春ラブコメディー。同市出身の作家、雨森たきびさんの人気ライトノベルが原作で、昨年アニメ化された。放送をきっかけに全国からファンが作品の舞台となった市内の場所を訪れるなど、観光振興に一役買っている。
マケインのアンバサダー就任を記念して18日、JR東海などの協力で豊橋駅の新幹線下りホームにある工事の仮囲いにオリジナルデザインの特別装飾が施された。来年3月末まで設置される。
長坂尚登市長はⅩ(旧ツイッター)で、アニメの公式アカウントの投稿を引用し「ありがとうございます!」と投稿した。