第1回三河港サーキュラーエコノミー検討会/蒲郡
2025/12/20

三河港サーキュラーエコノミー検討会の初会合(蒲郡市・蒲郡商工会議所で)
「三河港サーキュラーエコノミー検討会」が18日、蒲郡市港町の蒲郡商工会議所で初めて開かれた。国土交通省の「リサイクルポート」(総合静脈物流拠点港)に指定されている三河港でサーキュラーエコノミー(循環経済)を推進するため、関係者が意見を交わした。
経済界や港湾関係者、国や県、地元自治体の豊橋、豊川、蒲郡、田原各市の行政担当者らが出席。検討会の委員長には一般社団法人ウォーターフロント協会(東京都千代田区)の須野原豊会長が就いた。
主催する中部地方整備局三河港湾事務所の渡邉弘所長は「最新の知見をいただきながら関係団体の皆さまと検討を進め、企業立地や新産業の創出につなげたい」とあいさつした。
三河港は、三河湾の西浦、蒲郡、豊橋、田原4港の総称で県が管理する。自動車関連のリサイクル企業のほか、近年は大型電炉やバイオマス発電所が進出している。全国22港のリサイクルポートの一つで、中部地域では唯一、2003年に指定された。国交省港湾局は今年3月、「循環経済拠点港湾(サーキュラーエコノミーポート)のあり方」を公表。港を核とする資源循環システムの構築に向けた方向性を示している。
検討会は来年3月にも2回目の会合を予定している。