新年準備 豊川稲荷で8基奉納
2025/12/29

新年に備えて奉納された大鏡餅(豊川稲荷本殿で)
新年を前に、豊川市の豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)で28日、本殿の正面に二段重ねの大鏡餅が8基奉納された。奉納者の名前が入った木札が立てられ、餅の上にミカンが乗せられた。
この日、寺の食事を調理する庫院で、僧侶たちがお経を唱えながら餅をつく伝統行事「大法会(だいほうえ)餅つき」があり、つかれた餅が大小500個の鏡餅となって本殿や本堂など境内の各地に置かれた。
従来の鏡餅は重さが約100キロあったが、作業の負担軽減と食品ロスの観点から、豊橋技術科学大学の教授らの協力で発砲ポリウレタンなどを使い約30㌔への軽量化を実現した。