【回顧2025(スポーツ)】今年も熱かった東三河のスポーツ界/太田敦也が現役引退/小学生800メートル競走初開催
2025/12/31

豊橋中央ナインが夢舞台に立った
2025年の東三河スポーツ界では、豊橋中央高校が激戦区の愛知を制して創部初の甲子園出場、東三河地区で1975年の国府以来50年ぶり、豊橋勢で1951年の豊橋商以来74年ぶりの快挙だった。三遠ネオフェニックスは2季連続の地区優勝、豊川市出身のレジェンド太田敦也が現役生活に終止符を打った。陸上界では、鈴木亜由子杯穂の国・豊橋ハーフマラソンで初めての試みとして小学生800メートル競走が実施され、それぞれの舞台で活躍する選手たちの話題が紙面を飾った。
◆夏の甲子園
全国高校野球選手権愛知大会。豊橋中央はエース髙橋大喜地と松井蓮太朗捕手の幼馴染バッテリーを中心に、ノーシードからどとうの快進撃で勝ち上がり、愛工大名電や東邦など私学四強を倒して全国最多173チームの頂点に立ち、春夏通じて初めての甲子園出場。夢舞台では東邦高校の友情応援を背に、日大三(西東京)と1点差の好試合を繰り広げた。
◆太田敦也
大野篤史HCが率いる三遠ネオフェニックスは、クラブ新記録22連勝など破竹の勢いで地区首位を独走、2季連続の地区優勝を達成。CS準決勝は司令塔の佐々木隆成が左足アキレス腱断裂でチームを離脱、惜しくもbjリーグ時代以来の日本一を逃した。
三遠一筋18年のレジェンド太田敦也が現役引退。2007年に加入してbjリーグ時代は3回の日本一に貢献。Bリーグ9年間で通算440試合出場、5人の指揮官の下で厳しい低迷期を支えた。
◆鈴木亜由子
鈴木亜由子杯穂の国・豊橋ハーフマラソンで小学生800メートル競走が初めて開催され、鈴木亜由子名誉大会長が小学生と一緒に走りを楽しんだ。レースは180人の子どもたちが各部門に分かれ、陸上競技場トラックを2周。鈴木名誉大会長も笑顔で小学生と並走する和やかな雰囲気の中で行われた。
大会当日のハーフマラソンは、ゲストランナーでアイドルグループ「ももいろクローバーZ」高城れにさんが自己記録の更新に挑戦した。