田原・伊良湖岬小6年生が観光振興一役/17日開幕菜の花まつり 会場にお目見え
2026/01/13

ベンチの制作に取り組む6年生(伊良湖岬小学校で)
「ふるさとの魅力」について学ぶ田原市の伊良湖岬小学校6年生が、観光振興に一役買っている。デザインを提案するなどしたベンチ7台のうち1台が、17日から校区内で始まる「渥美半島菜の花まつり」の会場にお目見えする。他の6台も近く設置される。6年生は卒業記念の思い出になるとともに、まつりの主催者で提案への協力を求めた渥美半島観光ビューローも喜んでいる。
■観光客を歓迎
ベンチ7台のうち「主役」は、高さが約1・6㍍のアーチ型ベンチ。まつり会場となる伊良湖菜の花ガーデンのキャラクターの「なっち」(菜の花)「のっち」(テントウムシ)「はっち」(ハチ)がアーチの上に登場し、観光客を歓迎しているようだ。アーチとベンチがつながり、その間から菜の花が見られ、フォトスポットの一つになりそうだ。
デザインを提案した斎藤咲良(さら)さんと小久保昇映君は、「会場の入場ゲートとそろえた方が良いと考えた。採用されると思っていなかっただけにうれしい」と話した。
あとの6台には、座るところに会場名を書き込んでキャラクターをあしらったり、漢字や英語でまつりと記したり。「渥美半島☆観光大使」の「キャベゾウ」を描いたものもある。今月末には仕上がる予定だ。
6年生19人は、総合的な学習で「ふるさとの良さは何か」を取り上げ、昨年夏に校区内でアジサイの「名所」づくりに取り組む団体と切り花体験を企画するグループを「取材」した。それぞれから観光客を受け入れ、「市を良くしたい」「活性化させたい」との熱い思いが伝わってきた。ビューローからも話を聞いた。
渥美半島は「日本一の花の生産地」でもある。「その良さをどう伝えたらよいか」と考えた時、最終的にキーワードの「花」が「観光」に結び付いた。ビューロー職員の協力を得て昨年秋にアーチ型ベンチのデザインを提案。業者が製作する。併せてビューローから古くなったベンチ6台の提供を受け、ペンキで菜の花の黄色をベースに足を緑で彩るなど制作に取り組んでいる。
■ベンチをPR
まつり期間中の来月8日、6年生がまつり会場を訪れ、5年の時に作ったふるさとを紹介した観光リーフレットを観光客に配るとともに、アーチ型を含むベンチをPRする。担任の金田匡嗣教諭は「地域の人が観光を支えていると子どもたちが学んだことは大きい」としたうえで、「これをきっかけにふるさとへの『恩返し』の思いが生まれればうれしい」と期待を寄せる。
ビューローは、昨年も当時の6年生の提案を受けて顔出しパネルを設置した。「地元小とのコラボが定着すれば、まつりに参加していると子どもが関心を持ってくれる。6年生にとって自慢の場所になるのでは」としている。