静岡県袋井市の可睡斎ひなまつり会場を飾る/新城・海老布絵教室
2026/01/17

1月の個人作品とメンバーら(新城市海老の海老構造改善センターで)
新城市海老の海老構造改善センターを拠点に活動する「海老布絵教室」が制作した布絵大作が3月末まで、静岡県袋井市の可睡斎(かすいさい)恒例のひなまつり会場を飾っている。県外での展示は初めて。
作品は、縦1・5メートル、横7・5の横長の大作「大安吉日」で、伝統的な結婚式の祝いの様子を新郎・新婦、参列者それぞれの服装、仕草、表情の違いで表現している。
4日に会場で作品を見てきたという豊川市の鈴木克枝さんは「お正月の雰囲気の中で、華やかで存在感があり、一人一人の表情がすごくよかった」と感想を述べた。
教室は、1992年に発足した旧鳳来町の「鳳来布絵グループ」をルーツとし、94年にスタートした。毎月のテーマに沿って個人作品を制作しており、メンバーは現在40~80代の女性8人。
全員で大作作りにも取り組み、これまで長さ5~8メートルの作品を39点制作している。作品は小学校、山びこの丘、観来館など地元の施設に展示されてきた。
今回の展示は、同市門谷の古民家カフェ「このはずく」がテレビ番組で紹介され、そこに大作「静声」が映っていたことがきっかけだったという。視聴していた可睡斎関係者が感銘を受け、カフェを訪れたことから、作品展示の話が進み実現した。
代表で指導役の後藤佳代子さん(67)は「県外の展示は初めて。奇跡のような巡り合わせで実現した」と喜び「海老の皆さんのお陰で、大作の夢が叶えられ、人のつながりで展示も広がっている」と感謝する。
大作制作はこの2年休止しているが、現在「節目となる40作目」を構想中だという。